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親知らず・口腔外科

「親知らずや口の中のトラブルで、どうしたらいいか分からない」──そんな悩み、ありませんか?

親知らずが痛み出したり、口の中にできものができたりすると、
「放っておいても大丈夫かな?」と不安になる方が多いものです。
しかし、放置すると炎症が悪化したり、他の歯に影響が及ぶことも少なくありません。

口腔外科は、親知らずの抜歯だけでなく、顎関節症や口内炎、腫瘍など、口まわりの様々なトラブルを専門的に診る診療科です。

当院では、病院歯科口腔外科にて10年間にわたり口腔がんの診療に携わってきた確かな技術と豊富な経験をもとに、難しい症例や複雑なトラブルにも的確に対応しています。
また、必要に応じては病理診断が必要な疾患について昭和大学病院への紹介も行い、安心して治療を受けていただける体制を整えています。

「どこに相談すればいいのか分からなかった」
「怖くてなかなか歯医者に行けなかった」

そんな方も、まずはお気軽にご相談ください。
あなたの症状や不安に寄り添い、最適な治療プランをご提案いたします。

目次

顎関節症🦷

顎関節症(がくかんせつしょう)は、「口を開けると痛い」「顎がカクカク鳴る」「開けづらい」といった症状を引き起こす、顎の関節や筋肉の異常です。原因は、歯ぎしり・食いしばり・噛み合わせのずれ・ストレスなどさまざまで、症状や重症度に応じて治療法を選択します。

当院では、マウスピース療法や生活指導、噛み合わせの調整などを通して、症状の改善を図ります。

顎関節症:症状チェックリスト✨

以下のような症状がある方は、顎関節症の可能性があります。

  • 口を開けると「カクッ」「ジャリッ」と音がする
  • 顎が痛む、だるい
  • 口が大きく開かない(指が縦に3本入らない)
  • 食事中に顎が疲れやすい
  • 朝起きた時、顎に違和感がある
  • 頬やこめかみに痛み・圧迫感がある

よくあるご質問(Q&A)📝

放っておくとどうなりますか?

症状が悪化すると、口が開かなくなったり、顎の関節に負担がかかって慢性的な痛みが出ることもあります。早期の診断と適切なケアが重要です。

顎関節症は治るのでしょうか?

多くの場合、生活習慣の見直しやマウスピースなどの保存的治療で症状の改善が見込めます。重症例では他の治療法を検討します。

親知らず 🦷

親知らずとは、永久歯の中で最も最後に生えてくる奥歯のことで、正式には「第三大臼歯」と呼ばれます。
人によっては生えてこない場合もあり、左右上下で最大4本あります。

項目説明
名前の由来昔の日本では20歳前後に生えてくるため、親に知られず生える=「親知らず」
生える時期通常17〜25歳ごろ
本数最大4本(上下左右に1本ずつ)。生えない人もいる
生え方正常、斜め、横向き、埋まったままなど様々

🔶 よくあるトラブル

斜めや横向きに生える → 隣の歯を圧迫し、痛みや歯並びへの悪影響
部分的に歯ぐきが被る → 食べかすが溜まりやすく、虫歯や歯周病の原因
完全に埋まっている(埋伏歯) → 将来痛みや腫れ、嚢胞などのリスク
上下どちらか一方しかない → 噛み合わず、伸びてくることでトラブルに
上の親知らずが顎関節に干渉→顎関節症の原因に

🔶 抜歯するべきか?

状況判断の目安
まっすぐ生えていて問題がない抜かずに様子を見ることもある
痛み・腫れ・虫歯・隣の歯への悪影響抜歯が推奨される
歯並びに影響する恐れ矯正前に抜歯することが多い

親知らずがまっすぐ生えていない、横向きに埋まっている、炎症を繰り返しているといったケースでは、抜歯が必要な場合が多くあります。

また、上顎の親知らずは、顎関節に影響し、顎関節症の原因にもなりますので、抜歯が必要になることが多いです。

当院では、レントゲン撮影など事前診断を行い、安全性と確実性に配慮した抜歯を行っております。埋伏歯(骨の中に埋まった親知らず)や難抜歯にも対応しておりますので、他院で断られた方も一度ご相談ください。

親知らずは「できるだけ若いうちの抜歯」がおすすめです✨

親知らずは、30代後半以降になると顎の骨と癒着(ゆちゃく)しやすくなり、抜歯が難しくなる場合があります。癒着が進んでいると、手術時間が長くなったり、術後の腫れや痛みが強く出ることもあります。

そのため、将来的にトラブルが予想される親知らずは、20代〜30代前半のうちに抜歯しておくのがおすすめです。早めの対応が、治療の負担を軽減し、回復もスムーズになります。

親知らず・抜歯:症状チェックリスト✨

以下のような症状がある場合は、親知らずの抜歯が必要になることが多くあります。


・奥歯のあたりが腫れる・痛む
・食べ物が挟まりやすい
・顎の痛み・口臭が気になる
・親知らずが横や斜めに生えている
・歯ぐきがたびたび炎症を起こす
・歯並びや噛み合わせが乱れてきた
・口が開けにくい

よくあるご質問(Q&A)📝

親知らずは必ず抜かないといけませんか?

まっすぐ生えていて噛み合わせに問題がなく、かつ、清掃性が良ければよいのですが、日本人の顎骨は小さく、多くの方は清掃性に問題が生じます。この場合は、隣在歯の虫歯や歯周病の原因になりますので、抜歯をおすすめします。

抜歯後の痛みはありますか?

抜歯後は多少の腫れや痛みが出る場合がありますが、痛み止めでコントロール可能です。多くの方が数日で落ち着きます
なお、痛みや腫れの程度は親知らずの状態(埋まっているかどうか、骨との癒着の有無など)によって異なります。ご不安な点があれば、診察時に詳しくご説明いたします

横を向いて生えている親知らずも抜いてもらえますか?

はい、対応可能です。
当院では、病院口腔外科を含め、2万本の抜歯経験を持つ歯科医師が担当いたします。
横向きや埋まっている難症例の親知らずでも、状態をしっかり確認したうえで、安全に抜歯を行います。不安な方も、まずはご相談ください。

何歳までに親知らずを抜いたほうがよいですか?

30代前半までの抜歯がおすすめです
というのも、30代後半以降になると、親知らずの根と骨が癒着しているケースが増え、抜歯が難しくなることがあります。また、年齢とともに傷の治りも遅くなる傾向があるため、早めのご相談が安心です。

矯正治療のための便宜抜歯 🦷

矯正治療を行う際、歯並びを整えるためのスペースを確保する目的で抜歯が必要になる場合があります。これを「便宜抜歯(べんぎばっし)」といいます。

主に**小臼歯(前から4番目・5番目の歯)**を対象に行い、見た目のバランスや噛み合わせを整えるための大切な処置です。
当院では、矯正専門医との連携のもと、必要最小限の抜歯で済むよう配慮しながら、安全かつ丁寧な抜歯を心がけています。

また、他院で矯正治療を受けている方の便宜抜歯にも対応しており、紹介状のある方も安心してご相談いただけます

なお、便宜抜歯は保険適用外となるため、自由診療となります。料金や治療内容については、事前にしっかりとご説明いたしますので、ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

歯の外傷(折れた・抜けた)🦷

転倒やスポーツ中の衝突などによって、歯が折れたり抜けたりする「歯の外傷」が起こることがあります。
外傷はできるだけ早い対応が回復の鍵
となるため、強くぶつけた場合は見た目に異常がなくても、できるだけ早くご相談ください。

当院では、外傷歯の保存・固定・根の治療を含め、必要に応じてマウスピースの作製や再植手術などの処置にも対応しております。

粘膜のできもの(良性腫瘍・嚢胞など)🦷

お口の中の粘膜や歯ぐきにしこり・ふくらみ・白いまたは赤い変色が見られる場合、**良性の腫瘍や嚢胞(のうほう)**の可能性があります。

多くは心配のない病変ですが、まれに悪性のケースもあるため、早期の診断が非常に重要です。当院では、必要に応じて病理検査や専門機関との連携も行いながら、適切な診断と処置をいたします。

歯根の先の病変(歯根端切除術など)🦷

虫歯や根管治療の影響で、歯の根の先に膿の袋のような病変(歯根嚢胞など)ができることがあります。
通常の根管治療(歯の神経の治療)で治らない場合には、「歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)」や「歯牙再植術」という外科的処置
を行うことがあります。

「歯根端切除術」とは、歯を残すために根の先端部分を切除して病変を取り除く手術です。「歯牙再植術」とは、一度抜いたご自身の歯を、元の位置や別の適切な位置に戻して再び機能させる治療法です。歯を保存できる可能性を高める治療法の一つとして、当院でも対応しております。

インプラント埋入手術 🦷

当院は、インプラント埋入手術に対応しております。
詳しくは、『インプラント』のページをご覧ください。

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