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マウスピース矯正(アライナー矯正)

マウスピース矯正(アライナー矯正)とは、透明な取り外し可能なマウスピース型の装置(アライナー)を使って歯並びを整える矯正治療法です。金属のワイヤーやブラケットを使わず、目立ちにくく、日常生活に支障が少ないのが特徴です。

当院では、日本のメーカーが開発した『アソアライナー』を導入しています。

目次

アソアライナーとは

アソアライナーは、日本国内のメーカーが開発・提供しているマウスピース型矯正装置です。
最大の特長は、歯の動きに合わせてマウスピースを都度作成にも対応している点にあります。これにより、治療の進行状況に応じたきめ細かな調整が可能です。

たとえば、治療計画が明確な場合には複数枚をまとめて作成することが可能であり、通院回数を抑えることにもつながります。
一方で、歯の動きを慎重に確認しながら進めたいケースでは、その都度マウスピースを作成することで、きめ細やかな調整が可能です。

このように、患者さん一人ひとりの歯の動きやご希望に応じて、柔軟な治療方針の選択ができる点が、アソアライナーの大きな魅力です。

「少しずつ、今の歯の動きに合わせながら矯正したい」という方には、非常に適した選択肢となるでしょう。
状況に応じたカスタマイズ性の高さ」が、アソアライナーの強みのひとつです。

マウスピース矯正の 特徴

マウスピース矯正

🔶目立ちにくい:透明な素材でできているため、装着していても気づかれにくい

🔶取り外し可能:食事や歯磨きの際に外せるため、衛生的

🔶痛みが少ない:ワイヤー矯正よりも痛みが少ないとされている

✨治療の流れ

  1. カウンセリング・診断
     → レントゲンや口腔内スキャン、写真などで歯並びを確認
  2. 治療計画の立案
     → デジタル技術で治療後の歯並びを3Dシミュレーション
  3. アライナー作成・装着開始
     → 一人ひとりの歯に合わせて複数枚のマウスピースを作成
     → 1~2週間ごとに交換しながら歯を徐々に移動
  4. 定期チェック・調整
     → 治療の進行を確認しながら必要な調整を行う
  5. 保定(リテーナー)
     → 矯正後の歯並びを維持するため、保定装置を使用

マウスピース矯正を始める前に知っておきたい7つの注意点

透明で目立ちにくいマウスピース矯正は、見た目の自然さや取り外しができる便利さから、多くの方に選ばれていますが、治療を成功させるには患者さんご自身の理解と協力が欠かせません。

ここでは、マウスピース矯正を始める前にぜひ知っておいていただきたい7つの注意点をご紹介します。

✨7つの注意点

1. 装着時間を守る自己管理が重要

マウスピースは基本的に1日20時間以上の装着が必要です。外している時間が長いと、歯が思うように動かず、治療が長引く原因になります。毎日の装着時間を意識的に管理することが成功の鍵となります。

2. 飲食時には必ず取り外す

水以外の飲食物を口にする際は、必ずマウスピースを外してください。糖分や色素が付着すると虫歯や着色のリスクが高まります。飲食後は歯磨きをしてから再装着することも忘れずに。

3. 毎日のお手入れが必要

マウスピースは常に清潔に保つ必要があります。毎回の取り外し後に水で洗い、必要に応じて専用の洗浄剤を使うなどして、細菌の繁殖を防ぎましょう。マウスピースの取り扱いや衛生管理が不適切な場合、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。

4. すべての症例に適しているわけではない

マウスピース矯正は万能ではありません。重度の不正咬合や骨格の問題など、症例によってはワイヤー矯正や外科的治療が必要になることもあります。まずは専門医の診断を受けましょう。

5. 痛みや違和感が出ることもある

マウスピースを交換するタイミングや治療の初期段階では、歯が動くことによる痛みや違和感を感じる場合があります。通常は数日でおさまりますが、強い痛みが続く場合は歯科医師にご相談ください。

6. 自己判断での装着や交換は避ける

マウスピースの交換スケジュールを自己判断で早めたり遅らせたりすることは避けてください。歯や歯茎に過度な負担がかかり、トラブルの原因となることがあります。必ず歯科医師の指示に従いましょう。

7. 未承認機器に関する理解を持つ

アソアライナーは、薬機法上の医療機器として承認を受けていない装置です。そのため、万が一の副作用やトラブルに関して医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。治療前に十分な説明を受け、納得のうえで開始することが大切です。

マウスピース矯正は、見た目や日常生活への配慮という点で非常に優れた治療法ですが、正しい使用と管理が必要不可欠です。治療をスムーズに進めるためにも、これらの注意点をしっかり理解し、ご不明点があればぜひお気軽にご相談ください。

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