歯を失ったまま放置するとどうなる?歯や噛み合わせへの影響と受診の目安

歯を失ったまま放置するとどうなる?
歯を1本失ってしまったものの、痛みがなく、食事もできていると、「急いで治療しなくても大丈夫かな」と迷うことがあるかもしれません。
しかし、歯がない部分をそのままにしておくと、隣の歯が傾いたり、噛み合う歯が伸びてきたりすることがあります。その結果、噛み合わせのバランスが崩れ、残っている歯にも影響が及ぶ可能性があります。
歯を失った後にどのような変化が起こるのか、また、いつ歯科医院に相談すればよいのかを解説します。
歯を失ったまま放置すると起こる3つの変化
歯を失った部分をそのままにしておくと、周囲の歯の位置や噛み合わせに変化が生じることがあります。代表的なのは、隣の歯が傾くこと、噛み合う歯が伸びてくること、そして噛み合わせのバランスが崩れることです。

1. 隣の歯が傾いてくる
歯を失うと、隣の歯を支えるものがなくなり、空いたスペースに向かって歯が傾いてくることがあります。
歯が傾くと、歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなったり、歯みがきがしにくくなったりする場合があります。また、歯の位置が変わることで、失った部分を補う治療を行う際に、歯並びや噛み合わせの調整が必要になることもあります。
2. 噛み合う歯が伸びてくる
歯は、上下の歯が噛み合うことで位置を保っています。そのため、片方の歯を失って噛み合う相手がなくなると、反対側の歯が少しずつ伸びてくることがあります。これを「挺出(ていしゅつ)」といいます。
噛み合う歯が伸びると、上下の歯の位置関係が変わり、噛み合わせに影響することがあります。歯を補う治療を検討する際に、伸びてきた歯への対応が必要になる場合もあります。
3. 噛み合わせのバランスが崩れる
隣の歯が傾いたり、噛み合う歯が伸びてきたりすると、お口全体の噛み合わせにも影響が及ぶことがあります。
また、歯を失ったことで、無意識に反対側ばかりで噛むようになるなど、噛み方が変わる場合もあります。こうした変化が重なると、残っている歯に負担がかかったり、食べ物を噛みにくくなったりする可能性があります。
ただし、こうした変化の程度や進み方は、失った歯の場所や本数、お口全体の状態によって異なります。
歯を失ったら、いつ歯科医院を受診すればいい?
歯を失ったら、痛みがなくても、なるべく早めに歯科医院でお口の状態を確認しましょう。歯がない部分をそのままにしてよいかどうかは、失った歯の場所や本数、周囲の歯や歯ぐきの状態によって異なります。

痛みがなくても受診したほうがいい?
はい。歯を失った部分に痛みがなくても、一度歯科医院で確認することをおすすめします。隣の歯が傾いたり、噛み合う歯が伸びてきたりするなど、時間の経過とともにお口の状態が変化することがあるためです。
歯科医院では何を確認する?
歯科医院では、失った部分だけでなく、残っている歯や歯ぐきの状態、噛み合わせなども確認します。また、歯を失った原因や周囲の骨の状態などを調べ、どのような対応が適しているかを検討します。必要に応じて、レントゲン撮影などの検査を行うこともあります。
治療法が決まっていなくても相談できる?
もちろんです。インプラント・ブリッジ・入れ歯のどれがよいか、最初から決めておく必要はありません。まずは現在のお口の状態を把握し、それぞれの治療法の特徴や費用、メリット・デメリットについて説明を受けたうえで、ご自身に合った方法を検討できます。
歯を失った部分を補う治療法には何がある?
歯を失った部分を補う治療法には、主に「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の3つがあります。それぞれ仕組みや特徴が異なるため、お口の状態やご希望に合わせて選ぶことが大切です。
インプラント治療
顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。隣の歯を支えにせずに歯を補えることが特徴ですが、外科手術が必要で、顎の骨や全身の状態などによって適応が異なります。

ブリッジ治療
失った歯の両隣にある歯を支えにして、橋を架けるように人工の歯を取り付ける治療法です。固定式のため取り外す必要はありませんが、支えとなる歯を削る必要がある場合があります。

入れ歯治療
取り外しのできる人工の歯で、失った部分を補う治療法です。失った歯の本数やお口の状態に応じて設計でき、保険診療と自由診療の選択肢があります。

どの治療法が適しているかは、失った歯の場所や本数、残っている歯や歯ぐきの状態などによって異なります。まずはそれぞれの特徴を知り、ご自身に合った方法を検討することが大切です。
まとめ|歯を失ったら、早めにお口の状態を確認しましょう
歯を失ったままにしておくと、隣の歯が傾いたり、噛み合う歯が伸びてきたりして、噛み合わせのバランスが崩れることがあります。
痛みや不便を感じていなくても、お口の状態は少しずつ変化している場合があります。歯を失ったら、そのままにせず、まずは歯科医院で状態を確認することが大切です。
グランティース武蔵小山歯科では、お口の状態を確認したうえで、インプラント・ブリッジ・入れ歯などの選択肢をご説明します。治療法が決まっていない方も、まずはお気軽にご相談ください。
